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告白なんざする気はないスよ
少なくとも今はね


膝に頭を載せて健やかな寝息を立てる橙色の髪に指を梳き入れてその感触を記憶する。
キミのことはすべて余すことなく覚えている。
どんな些細なくせもどんな小さな傷跡も。
解析用のデータでなしに,こんなに誰かについて知ろうとしたのなんて,多分生まれて初めてだ。


好きですよ,一護サン。
額に唇を押し当てて囁く。
キミに届くことのない告白をこうやって幾度したことだろう。


こんな歪んだ執着に晒されるキミに心から同情する。
でもアタシは利己的な人間だから,それを止めることはしない。
キミがアタシのせいで不幸になるなんて,なんて甘美なことだろう。


好きですよ,一護サン。
鼻先に口付けて囁く。
祈るような告白をこうやって幾度したことだろう。






窒息するほど深い接吻
理性の瓦解を齎す交合
キミだけがアタシの全て
それを分からせてあげる
少しずつ,少しずつ,キミを侵食してあげる


恐い?
逃げてもいいっスよ


でもね,必ず捕まえる
その時期がほんの少し伸びるだけ






あの子がアタシの恐さを知ればいい
脅えて竦んでそれでも逃げられないと知ればいい
震える指がそれでも伸ばされたなら
アタシはあの子に落ちていこう










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足を踏み外すのではなく自らの意志で飛ぶ。
(2005.12.13)